フローリング施工事例｜レストラン「TENOHA DAIKANYAMA」

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2015年3月19日号

先日オープンした話題の複合施設「TENOHA DAIKANYAMA」に、新製品のラギッド・オーク・フローリングなどのフローリングを採用していただきました。

TENOHA DAIKANYAMAは「新しい暮らしかた・働きかた」をテーマにしたショップ・レストラン・カフェ・オフィスからなる複合施設です。5年間の期間限定の施設であったため、中庭へ開放されたコの字形の建物の構造や、床や壁の素材感など、既存の躯体のもつ魅力を最大限活かす事で環境への負荷を抑えると同時に、この土地のもつ記憶に新たな1ページを付加する様な空間創りを目指しています。

ショップは雑貨からアパレル、アーティストによる一点もののアートピースまで取り扱うライフスタイルショップです。随所に提案コーナーを設けた壁面什器と益子の古家具を中心に構成された売り場は、風合いのある床材によってナチュラルな雰囲気で満たされた空間となっており、ゆっくりと商品を見ながら、時にはスタッフとのコミュニケーションを楽しみながら、のんびりと買い物が出来る様な空間を目指しました。

レストランは大きな窓のある開放的な空間を、ホワイトのセラミックタイルや黒色の染色を施した突き板など、モノトーンのカラーリングで空間全体をシンプルにまとめながらも、ナチュラル色の家具、アンティークの照明器具や金物をポイントに用い、カジュアルなランチタイムからシックなディナーシーンまで幅広いシチュエーションに対応できる雰囲気作りを行いました。店内奥に設けられたキッチンスタジオでは貸し切り営業の他、大人数でのワークショップの開催も予定しています。

ラボと呼ばれるオフィスはクリエイターをターゲットとしたインキュベーションオフィスです。墨出し跡の残る床のモルタルやラーチ合板の造作、亜鉛合金のテーブルなど素材感の強いマテリアルで空間を構成しており、ユーザーのインスピレーションが生まれる様な雰囲気作りを目指しました。さらにメンバー同士での交流を活性化させるディスプレイスペースや、打合せからセミナーまで様々なレイアウトに変える事が可能なミーティングゾーン、多数のマテリアルサンプルを収納可能な共用のキャビネット等、共創を働きかける仕掛けもふんだんに取り入れています。

様々な樹木で満たされた中庭は、誰もが自由に入る事の出来るパブリックスペースです。アウトドアファニチャーや花馬車のほか、植栽と一体化したベンチやカウンターなどを設置し、施設内の各店舗の共用スペースとしてだけでなく、周辺地域にとってのコミュニティスペースとして活用される事を意図しています。

オープン後にはカップルや、ベビーカーを押す母親、年配のお客様、時には外国人ツーリストまで、様々なお客様が思い思いに過ごす様子が見られました。出会うはずのなかったさまざまなヒトやモノ・コトがこの場所で出会うことで小さなコミュニケーションが生まれる。そんなたわい無いコミュニケーションの積み重ねこそが時代の求める気分であり、「新しい暮らしかた・働きかた」が生まれるきっかけなのでは無いでしょうか。

SIGNAL Inc.　新海一朗氏、徳田純一氏


【プロジェクト】	TENOHA DAIKANYAMA
【住所】	東京都渋谷区
【設計】	SIGNAL inc.
【施工】	株式会社リコインズ株式会社セゾンアート
【使用製品】	＆STYLE　STORE：ラギッドオークW150、SOULWOODアレサ＆STYLE　RESTAULANT：オークヘリンボーンヴィンテージ塗装W75、コロラビスW90 LAB：キャラクターオークW90

ブラッシングではなく、ナタで割ったような切りっぱなし感をUVウレタン艶消しで仕上げています。今までありそうで無かった表情のラギッド・オーク・フローリング。短納期で商業施設にお勧めです。
メンテナンスはワックスではなく、BONAクリーナーとポリッシュで楽々お手入れ可能です。

営業担当：阿部大樹

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