2011年5月17日号
このメールはいままでに当社のスタッフが名刺交換をさせていただいたお客様、製品のお問い合わせを下さったお客様、今までにもメールマガジンをご愛読頂いてきたお客様に配信させていただいております。



私たちは、東日本大震災被災地の避難所に「こころシェルター」の設置を提案する活動をしております。現在迄にこころシェルターを福島県南相馬市の2カ所の避難所に設置しました。そしてできるだけ多くの被災地にお届けし、少しでも多くの方々のお役に立てればと思って活動しています。

こころシェルターはエコ、サステナビリティそして人々の健康に配慮した、ハーベストパネルと木材と畳で構成されています。


過去に世界で発生した大災害や紛争、貧困という問題と今回の東日本大震災の大きな違いは有数の経済大国であり永い歴史と精神文化を持つ我国に降り掛かった自然災害であり、同時に原発による事故の苦しみを背負ってしまった東北地方に本当に必要な事に、正面から取り組むべきだと私たちは考えています。
そして「それぞれの土地の歴史と文化、生活の継続性と未来への希望」という、人間のこころの活動から人々が分断されないような居住環境を出来る限り提供したいと考えています。単にプライバシーを優先した間仕切りシェルターから一歩前進した、人としての暮らしの本来の在り方、人の精神の尊厳を基軸としたもの、それが「こころシェルター」のプロジェクトの発心です。

ロンドンに本拠地を置く、Article25という慈善団体が有ります。王立英国建築家協会(RIBA)のメンバーによって設立され運営されています。世界中の災害や貧困、紛争地などにおいて、人々の安全と生活支援を目的としたより優れたシェルター(避難所)、住居、学校、医療施設をデザインし、NGO/NPOを通じて現地での建設とプロジェクトのマネージメントをサポートする活動をしています。
RIBA名誉フェロー建築家の高崎正治さんArticle25と密接な繋がりを持ち恊働しており、この5月にロンドンで 行われる”Objects of Change”の展覧会に招待作家として参加し、その作品はチャリティーオークションで販売され、売上金は被災地への建築提言活動の基金となります。
Article25の活動については高崎さんから震災前にご紹介を受けており、その活動の軸となっている、「災害時に於いて、災害直後の人道的救済処置の後には、人間の尊厳を守り自立心を促す形態の設備が必要である」という考え方に非常に感銘を覚えていました。
その後不幸にも我が国で未曾有の大震災が発生し、私たち自身の福島県南相馬工場にも被害が及んだ3.11から、高崎さんとの恊働によってこのArticle25の哲学に学んだ「こころシェルター」の計画がスタートしました。

被災地の現状は、想像を超える状況を皆さんは辛抱されています。私たちは被災企業として、被災者の人々の「こころ」に少しでも安らぎを感じる何かでお手伝いしたいという気持ちです。是非一人でも多くの方と協力し、何かが出来ればと思っています。



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