東北地方太平洋沖地震ハーベストパネルでの被災者支援プロジェクト「こころシェルター」

3月11日に発生した大震災とその後の原発事故で、私たちエーディーワールドの福島県南相馬市にある倉庫と工場が被災し、工場のある地域は4月22日の午前零時をもって、警戒区域として立ち入りが禁止になりました。
原発の状況によっては、工場にいつの日かもう一度戻れるかどうか、わからない状況に置かれました。

有り難い事に、いろいろな関係取引先企業のご協力を得て、別の場所での製品保管と一部の加工、物流を再開しております。
しかし、工場で加工をしていた職人達、物流の管理をしていたスタッフ達の多くが、今も避難生活を余儀なくしております。

そんな中、震災の直後から、私たちは被災者を支援する為の施策をいくつか進めてきました。
自分自身に降り掛かった困難は、それ以上に困難な状況にあり苦しんでいる人々の心について、一般論ではなく本当に自分や家族自身に起こった問題と全く同じように、深く考える機会を私たちに与えてくれたからです。

そして、建築家の高崎正治さんとのコラボレーションによって、100％エコ＆サステナブル素材ハーベストパネルによる「こころシェルター」プロジェクトを立ち上げました。被災者の方がプライバシーを確保しながら健やかなコミュニティを再構築し、それぞれが持つ心の原風景を取り戻し、人としての尊厳を大事にするものとして少しでも役に立ちたいと願っています。

ハーベストパネルによるこころシェルターは4月に第1号が誕生し、大阪市をはじめとする有志からのご協賛や南相馬市と現地ボランティアの皆様のご協力を頂き、 5月連休明けに南相馬市の避難所に義援品として設置をするところです。設置後HPにてその状況をお伝えしたいと思います。

この活動を粘り強く進め、少しでも多くの被災者の方に心安らぐ居住空間をお届けできたら、と思っております。
是非、以下の趣意書に目を通していただき、出来るだけ多くの皆様よりご協賛頂けると幸いです。

株式会社エーディーワールド
代表取締役社長　平澤潤子　ご連絡はこちらまで